大学3年間のGPAが低くて4年生の就活で上手くいくか心配だなぁ。
就活頑張りたいけどGPAが足を引っ張らないか気になる。
こんな方の疑問に答えます。
- 就活でGPAは影響しない理由
- 就活におけるGPAの注意点
- GPAよりも自己分析が重要
大学生の悩みとして、「GPAが就活に影響するのではないだろうか」という点があると思います。
この記事を書いている僕も2年前に新卒で就活をしました。
GPAは満足のいく数値ではなく、4年生の就活に影響がでないか心配でした。
とはいえ、就活を無事に終えてみるとGPAはほとんど影響しないことが分かりました。
そこで今回は「GPAは就活に影響しない理由」について解説していきます。
目次
就活でGPAが影響しない理由
就活でGPAが影響しない理由は3つあります。
- 成績証明書は内定後に提出だから
- 応募者の大学レベルが異なるから
- GPAは必要最低限あればOKだから
成績証明書は内定後に提出だから
GPAが就活で重要ではないのは、内定後に成績証明書を求められる場合が多いからです。
近年の新卒採用では人物重視が主流となっているため、学内でのGPAよりも応募者自身のことを知りたいのが根本にあるからです。
例えば、一般的な日系企業では下記のような順序で選考が進んでいます。
- エントリーシート提出
- SPI
- 面接
- 内定
- 成績証明書の提出
このように、選考過程ではGPAが関係しそうな部分はありません。また、面接でも上記の選考手順でいけばGPAについて触れられることはほぼありません。
成績よりも人物重視であることがわかります。
応募者の大学レベルが異なるから
GPAが選考過程で影響しないのは、応募者の大学偏差値が異なるからです。
応募者は様々な大学から集まるので、GPAの基準は大学によって緩急があり判断が難しく公平性に欠けてしまうからです。
例えばある科目で偏差値50の大学はA評価、偏差値60の大学ではBだったとします。
結果だけで見れば、A大学の学生が良い評価と感じますが、もしかしたらB大学の試験は論述しかない難しい試験だったかもしれませんし、A大学は一問一答の簡単な試験だったかもしれません。
就活では、応募者のGPAの詳細までは把握できないのでGPAが影響しない企業がほとんどなのです。
GPAは必要最低限でOKだから
GPAは、就活においては必要最低限あればよいです。
なぜなら、選考にあたって重視している内容が人柄割合が高いからです。
経団連︰2018年度新卒採用に関するアンケート調査結果「選考にあたって重視した点(参考)」をもとに作成
上記のデータを見ても、成績の割合が4.4%と低くなっています。
大学で人気の研究室やゼミ争奪戦では、成績が重要ですが、就活では必要最低限のGPAが確保できていれば十分です。
GPAが高い学生にとっては、努力が実らないと感じてしまうかもしれませんが、就活においては人物採用が主流なので、自己アピールすることに全力を尽くしましょう。
就活におけるGPAの注意点
注意点は3つあります。
- 学校推薦ではGPAが重要
- エントリーシートに成績を記入する企業もある
- GPAが低過ぎるのはNG
学校推薦ではGPAが重要
大学の「学校推薦」を使いたい学生はGPAが重要です。
GPAの高い学生が優先して希望する企業の推薦枠を獲得できるからです。
例えば、1枠の推薦枠を2人が希望したとします。学内選考にて、どちらかのGPAの高い学生が推薦枠を獲得できます。
ただし、授業態度が悪いと剥奪されてしまうこともありますが、就活までの3年間の学業成績が重視されることに変わりはありません。
なので、「学校推薦」を使いたい学生はGPAが重要なのです。
理系職種はGPAが特に重要
理系研究職や開発職といった職種の場合は、大学での成績が特に重要です。
総合職とは違って専門職になるため、1つの分野に特化した仕事を任せられるので、専門的な知識、研究への意欲や経験がより求められるからです。
そのため、まずは大学の成績を見て「勉学に励んだのか?」が見られます。
面接では、成績を元に得意分野や在学中の研究内容について触れられる可能性が高いです。
専門的な職種だけあって、成績が重要視されます。
エントリーシートに成績を記入する企業もある
GPAを参考にする企業もあります。
応募者の内定をどちらかに決めなければならない時に、GPAを参考にして決定材料にするためです。
例えば、最終面接で2人のうち1人に内定を出すとします。どちらも、人物評価が高く入社して欲しいですが一人に絞らなければなりません。
そこで、判断材料となるのが大学の時のGPAになります。
就活では、GPAを重要視しない企業が多いですが、いざという時の判断材料で役に立つことがあるかもしれません。
GPAが低過ぎるのはNG
就活にGPAが影響しないからといって低く過ぎるのはNGです。
事前に成績証明書の提出や成績登録を求める企業は、GPAを重要にしている可能性があるからです。
因みに、私も上記のような企業に応募したことがありますが、「君、成績悪いねぇ〜」とマイナスの印象を持たれたことがあります。
GPAが影響しない企業が多いとはいえ、事前に成績証明書の提出を求めるところもありますので、GPAが低く過ぎると痛い目を見るかもしれません。
そうならないためにも、少なくてもGPAは中央の値よりもちょい上の3年間平均で2.5以上はキープしておきたいです。
最低限やっておいた方がよいこと
新卒就活を通してGPAの結果よりも最低限やっておいた方がよいことは2つあります。
- 自己分析
- 明るく元気に話すこと
自己分析
就活ではGPAよりも自己分析が重要です。
自己分析ができていないと、本当に自分が何の仕事をしたいのが定まらないからです。
内定を貰えたとしても入社後に仕事に対しての不満やストレスが出てきてしまい辞めてしまいます。
昨今、新卒で入社して数年で退職する人は少なくありません。
大学生の時から勉学に励むことも大事ですが、色んな仕事に興味を持って生活すると良いでしょう。
アルバイトや学外活動もきっかけを作る手段の一つです。
明るく元気に話すこと
就活の面接では、明るく元気に話すと良いです。
それは、暗い人より明るく人の方が面接官の記憶に残りますし、なにより相手も話しやすいからです。
元気とはいっても、体育会系のようなガツガツ話すのとは違います。
友達と日頃会話するような自然な明るさでokです。
とはいっても面接では緊張のあまり、明るく元気に話すのは中々難しいでしょう。
そのために大学のキャリアアドバイザーによる面接練習や、面接の回数を重ねて慣れておくといいですよ!
まとめ
- 自由応募ならGPAは必要最低限でOK
- ESに成績を記入/登録する会社は成績も見ている
- GPAよりも自己分析をやること
いかがだったでしょうか。
就活ではGPAの影響が少ないことがわかって頂けたでしょうか。
人物重視の就活である今、誰もがどの企業にも挑戦できる時代ですので、成績に囚われずどんどんアタックしていきましょう。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。