中央線快速が混雑する時間帯はいつ?どこから満員電車になるのか

通勤通学、もはや移動手段として欠かせない中央線。

この記事では、中央線利用歴10年以上の私が、満員電車でお馴染みの中央線快速の朝方と夕方の混雑する時間帯について説明します。

参考になればうれしいです。

こんな人向け!
  1. 中央線快速のラッシュ時間帯の混雑具合が気になる!
  2. オススメの乗車駅はどこ?

※2019年11月10日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2021年3月21日に再度公開しました。

混雑率とは

混雑率とは、簡単に言うと車内がどれだけ混み合っているのかを数字にしたものです。

国土交通省では、予め電車の混雑率を図にして公開しています。

出典:国土交通省HPから

イラスト上では主に5つの混雑率に分類されていますが、その中でも中央線快速の最大混雑率は180%に該当しています。

混雑率「180%」は、東京都23区内であれば日常茶飯事で珍しくは無いです。

混雑率は車両によって異なる

中央線に限った事ではありませんが、車内の混雑は乗車される号車によって異なります。

理由は、車両の停車位置と改札からホームへ移動するための階段やエスカレーターの位置が関係しているからです。

例えば、階段やエスカレーター付近の4~7号車であれば、即時に乗り込めますのでその分混雑します。

一方で、階段やエスカレーターから離れた1~2と9~10号車は、即時に乗り込めませんし、少し歩くので面倒です。

そのことから、階段やエレベーター付近の車両と比べて混雑が緩いのです。

ですから、少しでも混雑していない車両に乗車したい人は、1号車もしくは2号車、9号車もしくは10号車に乗車することをオススメします。

朝方の混雑しやすい時間帯

朝方の中央線の混雑しやすい時間帯は、次のようなことからわかりました。

  1. 中央特快が9時台から運行される(速達効果が期待される電車の為)
  2. 出社時間や授業時間が8:30から9:30に集中している

上記の理由から、中央線快速の朝方の混雑ピーク7時30~9時30分頃までです。

9時30分以降であれば、混雑に巻き込まれることなく比較的落ち着いて乗車することができるでしょう。

朝方の混雑具合

中央線は東京方面の上り線と高尾方面の下り線があります。

朝方の7時30~9時30分頃までの混雑しやすい時間帯は、郊外から都心へ向かうサラリーマンや学生が多いため上り線混雑が激しいです。

朝方の上り線の混雑具合ついて、車内様相の変化が大きいとされる以下の4つの駅を調べてみることにしました。

  • 立川駅
  • 国分寺駅
  • 三鷹駅
  • 中野駅

上記の各駅ごとの混雑具合を知ることで、どこの駅がどの程度の混雑しているのか知ることができます。

調査対象の電車は

  • 快速東京行き
  • 高尾駅7時25分出発→東京駅8時40分到着

のラッシュ時間帯に運行している電車です。

立川駅

混雑の始まりとなるのが立川駅です。

中央線の主要駅の一つである立川駅を起点に乗車客が多くなり混雑していきます。

理由は、中央線以外の路線である

  • 南武線
  • 青梅線
  • 多摩モノレール

からの乗り換え客が多いためです。

混雑状況については、座席はフルに埋まっていますが乗車できない程の混雑はしていません。車両の吊り革部分に立つことも容易です。

ラッシュ時間帯、立川駅では混雑率「120%」といった具合でまだ満員電車ではありません。

国分寺駅

国分寺駅では中央線以外の

  • 西武国分寺線
  • 西武多摩湖線

からの乗り換え客が多いです。

また、国分寺駅で降車する人が少なく滞在乗車客が多いことから混雑が加速します。

車内は詰め詰め状態になってきており、車両の真ん中の隙間に人が入り込んでドア付近に人が溜まりはじめている程度です。

ラッシュ時間帯、国分寺駅の段階で混雑率は「150%」で満員電車の一歩手前です。

ポイント
この先、三鷹駅までの3駅は中央線に集中します。その結果、上り線の混雑率が170%近くになります。

三鷹駅

中央線の三鷹駅。

三鷹駅では、中央線快速の他に「中央(各駅停車)・総武線」「東西線」の2路線があります。

中央・総武線は、御茶ノ水まで中央線の各駅に停まります。

東西線は、中野駅までは中央・総武線と同様の駅に停車して中野駅からは東西線に入線します。

どちらも途中まで中央線快速と並走することから、混雑を嫌う人や満員電車が苦手な人にはオススメな路線です。

三鷹駅ではラッシュ時間帯、中央線快速の混雑率が「170%」で、完全に満員電車となっています。

既に乗車中の人がわざわざ中央・総武線を利用することは少ないため、混雑の軽減は見られません。

ポイント
三鷹駅から新宿駅間は、朝方のラッシュ時間帯に本格的な混雑する区間になります。

中野駅

中野駅は、中央線快速で新宿駅の1つ手前の駅であり、およそ4分で到着します。

車両に乗り込むのに一苦労する混雑具合です。車内の状況は足の踏み場がない程の混雑が激しく、ドア付近も乗客で満杯です。

ラッシュ時間帯、中野駅の混雑率は「180%」です。

この先の新宿駅では、乗り換え路線が多いため降車客がある程度多いですが、四ツ谷までは「150%」以上の混雑率が断続的に続きます。

夕方の混雑しやすい時間帯

夕方の混雑しやすい時間帯は、以下のことから判断できます。

  1. 通勤快速の1本目が東京駅で17:08分頃に運行がはじめる
  2. 定時退社時間が17時~18時に集中している

上記の理由から、中央線快速下り線の夕方の混雑ピークは17時30~19時30分頃までの2時間程度。

19時30分以降であれば、快速は比較的混雑していない中を移動できます。

夕方の混雑具合

 

中央線の路線図

中央線は東京方面の上り線と、高尾・八王子方面の下り線があります。

夕方の混雑しやすい時間帯17時30分~20時は、サラリーマンや学生が帰宅するため都心部から郊外に移動が集中し、下り線の混雑が激しいです。

一方で上り線では、混雑率が「100~150%」程度でそこまで混雑はしていません。

下り線の混雑具合について、以下の4駅について調べました。

  • 東京駅
  • 新宿駅
  • 三鷹駅
  • 国分寺

いずれも通勤快速ではなく、快速について調査しました。

東京駅

東京駅 下りホーム側の様子

下り線の始発駅である東京駅では、折り返し電車到着と共に整列していた乗車客が一気に乗り込みます。

そのため、座席は即時に埋まってしまいます。

東京駅~三鷹駅までは、快速と通勤快速が連絡することはないため快速もこの先混雑してきます。

東京駅の段階で快速電車の混雑率は「100%」で、目立った混雑は見られないです。

新宿駅

新宿駅 下りホーム側の様子

新宿駅では、既に四ツ谷方面からの乗車客が多いのに加えて、新宿駅から更に多くの乗客が乗り込みます。

夕方は朝方と違って通勤快速が運行しているため、わざと快速に乗車せずに通勤快速に乗車する人がいるため快速の方が空いている時があります。

新宿駅の段階で、快速電車の混雑率は「150~170%」。

三鷹駅

三鷹駅では、通勤快速の混雑が一層激しく快速は普通。

このような状態になるのには以下三つの理由があります。

  • 三鷹駅止まりの中央・総武線や東西線の乗客が中央線に移動する
  • 快速の降車客が通勤快速へ移動する(快速はその分混雑が緩和される)
  • 快速「青梅行」に限り、立川駅で乗り換えが手間なため混雑する

三鷹駅の段階で快速電車の混雑率は「160%~120%」程度です。

国分寺駅

国分寺駅では、快速電車の混雑ピークが峠を越えます。

  • 西武線への乗り換え客が多い
  • 国分寺駅で降りる客が多い
  • 通勤快速の連絡による降車客が多い

快速電車は、この先の立川駅で更に降車客が多く高尾方面へ向かう電車は快適に乗車できます。

国分寺駅の段階で、快速電車の混雑率は「120%」程度です。

オススメの乗車駅3選

中央線快速が停車する駅の中で私がオススメする乗車駅を3駅紹介します。この駅から乗車すれば、通勤通学の時間を快適に移動することができる。

高尾駅

高尾駅北口バスロータリー前

中央線の終着駅であり始発駅である高尾駅。

この高尾駅がオススメな理由は以下の3つです!

  1. 6時~10時までの間に始発本数が34本と圧倒的に多い!
  2. 確実に座れる!
  3. 京王線も利用することが可能!

始発駅の特権とも言える始発本数の豊富さと確実に座って移動できるのは、毎日の通勤と通学を考えると魅力的ですよね。

また、高尾駅では中央線が見合わせてしまった場合でも京王線に連絡できます。

ただし、都心からは距離があり、時間が掛かるというデメリットがあるため、時間を譲ってでも混雑の中を座って移動したい人にはオススメの駅です。

三鷹駅

三鷹駅南口前

中央線の武蔵境駅と吉祥寺駅の間にある三鷹駅。

三鷹駅をオススメする理由として以下の3つがあります。

  1. 中央・総武線を利用できる!
  2. 確実に座れる!
  3. 都心までのアクセス面が良い!

何と言っても、三鷹駅の強みは中央・総武線を利用できて都心までのアクセスが良いことです。

中央・総武線は中央線快速と比べて停車駅が多いですが、交通の集中している新宿駅まで混雑していない中を移動できることが魅力の一つ。

さらに、中央・総武線の始発が三鷹駅なので整列乗車をすれば確実に座って移動できます。

また、新宿駅まで20分で到着できるためアクセス面も優れているのです。

実際に、私の友人も朝方混雑している中央線快速よりも比較的空いてる中央・総武線を利用しています。笑

わざわざ混雑している電車に乗車するメリットはありませんよね。。

豊田駅

中央線の八王子駅と日野駅の間にある豊田駅。

豊田駅をオススメする理由は以下の2つあります。

  1. 6時~10時までの間で、始発本数が高尾駅の次に多い!
  2. 確実に座れる!

豊田駅はそこまで大きな駅ではないですが、朝方の6時~10時までの間に始発電車が8本と高尾駅の次に多い。

そのため、「座席の端に座りたい」という希望さえなければ確実に座ることができます!

実際の始発の時間帯は以下の通りです。

時間
6時01,22,27,53
7時17,33
9時03,49

ただし!

高尾駅と比べて始発本数が少ないため、乗り遅れると次の電車を待つことになります。上記の時間で都合が良い人にオススメな駅です。

まとめ

  1. 朝方の混雑しやすい時間帯は、7時30~9時30分の2時間
  2. 朝方のラッシュ時間帯は、中野駅~新宿駅が最も混雑している
  3. 夕方の混雑しやすい時間帯は、17時30~19時30分の2時間
  4. 夕方のラッシュ時間帯は新宿駅~国分寺駅までが混雑している
  5. 夕方は「通勤快速」より「快速」を利用する方が圧倒的に混雑を避けやすい

いかがだったでしょうか。

中央線は、多くの学生や社会人の移動する交通手段として利用され便利ですが、時間帯によって混雑が激しいことがわかって頂けたでしょうか。

これから中央線沿いに一人暮らしする人や毎日利用する人は、予め混雑具合や混雑しやすい時間帯について知っておいても損にはならないでしょう。

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